友人が学校を出て絵画展を開くそうなので、付き合いもあるし行ってみようか、と言うことになりました。その子とは特別中が良かったわけでは無いのですが、いつもライバル関係にあって、いい成長が出来たと思います、私がマスコミのほうへ進むとともに、彼女はフリーランスで絵を描いていくと言っていました。結果が実を結んで本当に良かったと思うと同時に、こんな盛大な絵画展を開いている彼女に少し嫉妬してしまいます。
さて、会場へ向かったのですが、そこにはきらびやかな証明と、額に入れられた絵画がたくさん置かれていました、その中の一つにとても綺麗な肖像画があって、思わずほしくなりました。しかし、それはとても高くて、手が出るものではありません、でも、どうしても欲しい。彼女が挨拶をしてくれた隙に、この気持ちを打ち明けてみました。
彼女は困った顔もせず、その定価より数万円安くして売ってくれると言いました。私は彼女の気が変わる前に、と、画廊を飛び出して消費者金融審査緩いところへと飛び込みました。
なぜ、消費者金融審査緩いところかと言うと、実は私の親が借金を作っていて、ほかのところでは借りられないからです、そうまでして手に入れた絵画、毎日見て、生活の糧にします。